1年ほど前に、知り合いから「家の鍵を紛失した」という話を聞きました。
どうやら、改札を通る際に Suica を出すときに、イヤフォンのケーブルに絡まって鍵を落としてしまったようです。
最終的には、駅で届けてられていたので無事取り戻すことができたそうですが、人の振り見て我が振り直せ。
紛失を防いだり検知する仕組みを構築しておこうと思い立ったのでした。
そして導入したのが、落し物 忘れ物 紛失防止タグ MAMORIO です。
MAMORIO は、Bluetooth でスマホと通信して、どこにあるのかをトラッキングしたり、手元から離れると通知を受けることができるタグです。
このようなデバイスは、他にも色々とリリースされていますが、最も小さくてデザインもシンプルな MAMORIO S を選びました。
ここでは、MAMORIO を 1年使って、わかったことをご紹介します。
落し物 忘れ物 紛失防止タグ MAMORIO を 1年使ってわかったこと
iPhone のバッテリーの減り具合
MAMORIO は定期的に iPhone と通信するために、iPhone 側のバッテリ消費が多くなります。
しかしながら、使ってみた限りでは、致命的なバッテリー消費量アップとは感じませんでした。
PUSH通知の設定を、オフしているからかもしれません。
MAMORIO のバッテリーの減り具合
同様に MAMORIO 側もバッテリーを使います。
MAMORIO のバッテリーは内蔵式で交換や充電ができません。
仕様としては、寿命は 1年ほどととなっています。
実際に、1年も経たずに、アプリでは、電池の残量が少ないというメッセージが表示されるようになりました。
MAMORIO のバッテリー交換はできないのですが、有償の本体交換プログラムあります。
新しい MAMORIO を半額で購入できるのですが、実質的には有償のバッテリー交換サービスとなっているようです。
MAMORIO の耐久性
ところが、MAMORIO のバッテリーがなくなるよりも前に、MAMORIO が物理的にバラバラになってしまいました。
特に、激しい使い方や落としたりはしておらず、キーホルダーにつけていただけなのですが、突然、プラスティックの外装がバラバラに砕け散りました。
サイズが小さく薄い作りなだけに、耐久性は低く脆いようです。
というわけで、1年で本体交換となりました。
MAMORIO は役に立つのか?
MAMORIO を使い始めてから 1年、実際に鍵を落としたことはありませんでした。
しかし、一度どこにあるのかがかわからず、鍵のありかを MAMORIO アプリで確認したことがありました。
ピンポイントでここにある、ということはわからないのですが、いつまでおおよそどこにあったのかは、アプリでわかります。
結果としては、紛失したわけではなく、鞄のポケットに入っていたのですが、前日の夜まで家あるいは近所のコンビニ行く範囲にあることがわかったので、その範囲を調べればよく、役に立ちました。
こういう物は使う頻度としては少ないですが、いざという時にあってよかったと感じるものです。
万が一の時のための予防・準備としては、悪くないガジェットだと思います。