小さなBCP

「BCP (事業継続計画) 」という考え方をご存知でしょうか?

ちかごろ大地震が起きているので、注目されるようになった考え方です。

「BCP (事業継続計画) 」とは Wikipedia によると、

事業継続計画(Business continuity planning, BCP)とは、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画[1][2][3]。事業継続と復旧計画(Business Continuity & Resiliency Planning, BCRP)とも呼ばれる。類義語としてコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)があり、この語も非常事態が発生した場合の対応策をまとめた計画を表すが、事業継続よりも緊急時の初動計画に力点をおいている[4]。

引用元:事業継続計画 – Wikipedia

災害時の対応というものは、普段はなかなか頭がいかず、後回しになってしまうものです。

その原因として「大災害」はなかなか起きにくいから、といったものがあります。

しかし、大地震や津波といった大きな災害ではなく、身近な小さな災害を想像してみると、その重要性をリアルに感じられるかもしれません。

例えば、あなたが今使っている PC が壊れて起動しなくなったり、データが消えてしまった場合を考えてみましょう。

滞りなくお客様に連絡は取れるでしょうか?

データは復旧できるでしょうか?

どれくらいの時間で復旧できるでしょうか?

現在進行中のプロジェクトは、納期までに完了できるでしょうか?

お店やサービスなどの平常営業ができなくなる可能性はあるでしょうか?

金銭的な損失のリスクはあるでしょうか?

代替 PC を用意して、セットアップして、アプリやデータを回復するのにどれくらいの時間がかかるでしょうか?

こういったことを想像してみると、災害に対する意識も向上します。

身近な小さな災害への対策は、大災害時にも役立つものも多くあるでしょう。

小さく始めて、仕組みを積み上げていくことで、ビジネスの安定性も逓増していきます。