WordPress でウェブサイトやブログを運営しているなら、バックアップについても考えておくべきでしょう。
もし何なにかの理由で、データが消えてしまったり、レンタルサーバーにログインできなくなってしまうと、作りためたコンテンツを失ってしまうことになるからです。
WordPress のバックアップを考える際に重要なのは、WordPress の作りや仕組みを理解しておくことです。
WordPress の作りや仕組み
WordPress は、大まかに分けると 4つの部分からなり、そららが連携してひとつのウェブページが表示できるようになっています。
その 4つの部分とは、
- WordPress 本体、テーマ、プラグイン
- WordPress やテーマ・プラグインの設定値
- 自作の CSS や JavaScript
- コンテンツ
です。
WordPressでバックアップしておきたい項目
では、これらをどのようにバックアップしておけばよいでしょうか。
WordPress 本体、テーマ、プラグイン
WordPress 本体やテーマやプラグインのファイルは、ダウンロードして入手することができるので、バックアップは不要です。
ただし、有料のテーマやプラグインの中には、ダウンロード期限があるものもあります。
それらを失ってしまうと、再度入手するには再課金が必要になる場合もあります。
ダウンロードできるうちに、最新版を入手して、バックアップしておきましょう。
WordPress やテーマ・プラグインの設定値
WordPress 本体の設定や、やテーマ・プラグインの設定値は、データベースに保存されています。
データベースは、必ずバックアップしておきましょう。
WordPress は、複数のテーブルを作成し使用しますが、すべてバックアップしておけばよいでしょう。
自作の CSS や JavaScript
自作の CSS や JavaScript でカスタマイズしている場合は、それらのファイルもバックアップしておきましょう。
また、functions.php などの WordPress 本体やテーマに含まれる PHP ファイルに変更を入れてカスタマイズしている場合も、それらのファイルをバックアップしておきましょう。
コンテンツ
作成した記事はデータベースに保存されています。
設定値同様データベースをバックアップしておきましょう。
メディアアップローダを介してアップロードした画像は、ファイルとして保存されると同時に、メタデータがデータベースにも保存されます。
そのため、ファイルとデータベースの両方のバックアップが必要です。
WordPress のメディアライブラリで管理せずに置いている画像ファイルもバックアップが必要です。
コメントを有効にしている場合、投稿されたコメントはデータベースに保存されています。
WordPressでバックアップしておきたい項目 まとめ
まとめると、バックアップが必要なのは、
- ファイル
- 有料のテーマやプラグイン
- WordPress 本体やテーマやプラグインのファイルで、自分で変更を加えたもの
- 自作の CSS や JavaScript
- 画像
- データベースすべて
です。