例えば、ある場所でお店を始めたとします。
1-2年経つと常連のお客さんもでき、商売は順調に軌道に乗ってきました。
そんな状況の時に、もし、お店を移転することになると、リスクを感じますよね。
お店の引越し作業自体もいろいろとやることがあり大変かもしれませんが、それよりももっと心配なのはお客さんのこと。
せっかく常連になってくれたお客さんが、離れていくかもしれない。もう来てくれなくなるかもしれない。
「地域名 + 店名」でブランド化が進み「どこどこにある〇〇というお店」という口コミが広がっていたとしても、地域名が変わることで、その情報も過去のものとなり、ブランド力の低下や口コミによる集客効果がなくなってしまいます。
今の場所を訪ねてきてくれた新しいお客さんも、「移転しました」の張り紙を見ると面倒臭くなり、諦めて来てくれなくなるかも。
これまで順調だった商売が、移転後も順調に進むとは限りません。
こんな実店舗の商売の移転リスクが、インターネット上でも起こるとすると、それは「ドメインの変更」です。
ドメインは、インターネット上の住所とよく言われます。
そこにアクセスすると、あなたやあなたの会社の情報を見ることができます。
その「住所」を変更するとなると、実店舗商売の移転と同じように、既存顧客を失うリスクや、まだお客さんではないけれども将来お客さんになってくれるかもしれない潜在顧客を失うリスクがあります。
だから、ドメインの変更は、リスクを認識した上で、慎重に行うことが重要です。
できれば、変更しないほうが良いので、独自ドメインを初めから使うこと、取得する独自ドメインもよく考えるようにしましょう。
ドメインはネットから簡単に取得できますが、変更は容易ではない、ということを心に留めておきましょう。