レンタルサーバーを契約する目的は、
- ホームページを作成し、運用する
- メールアドレスを独自ドメインで作る
- プログラムを定期的、または常駐して何かの応答として実行する
などがあるかと思います。
そういった目的を踏まえ、レンタルサーバーを選ぶときのチェックポイントを見ていきましょう。
ざっと挙げると、下のようなチェックポイントがあります。
- 価格
- 安定性
- 使いやすさ
- 速度
- 独自 SSL 対応しているか
- 独自ドメインが使えるか
- マルチドメイン対応しているか
- ストレージ容量
- メールボックスの容量
- メールを転送できるか
- Web メール対応しているか
- SSH (シェルログイン) 対応しているか
- cron が使えるか
では、この中で、特にどの項目に注意すればよいのでしょう。
順番に見ていきましょう。
価格
価格が高ければ、安定していて、速度も速く、使いやすい、と思いがちですが、そうではありません。
お客が IT に詳しくないことに付け込んでか、ぼったくりかと感じるような価格の業者をよく見ます。
特に法人向けに多いように思います。
こういう業者に申し込んでしまうと、SSL 対応にいくら、サーバーの移行にいくら、と費用がどんどんかさんでいきます。
レンタルサーバーを乗り換えるにも、手間と費用がかかります。
安くてもよいレンタルサーバーを、最初からうまく選択していくことが重要です。
独自 SSL 対応しているか
最近はセキュリティに対する意識が高まり、SSL 対応していないホームページにアクセスすると、ブラウザで警告が出るようになりました。
今は、入力フォームが設置してあるページだけが警告の対象ですが、そのうち全てのページが SSL 対応しているのが当たり前になってくるでしょう。
つまり、ホームページは、SSL 対応が必須ということです。
そこで「独自 SSL 対応しているか」どうかは、重要なチェックポイントになります。
ただ対応していれば OK というわけではありません。
SSL 対応していても、独自ドメインの URL が使えず、レンタルサーバー会社のドメインになってしまったり、サブドメンを追加しなければならない場合があります。
これでは意味がない。
SSL 対応しても、独自ドメインの URL を変わらず使い続けられることが重要です。
SSH (シェルログイン) 対応しているか、cron が使えるか
「SSH (シェルログイン) 対応しているか」「cron が使えるか」については、目的の 3つ目「プログラムを定期的、または常駐して何かの応答として実行する」を行いたい場合、重要になってきます。
SSH や cron を使えるスキルがある場合、これらの機能があると、効率的に作業できとても便利なのですが、ホームページとメールの運用だけの場合は、必要ありません。
これらは、上位のプランに変更すると使えるようになるレンタルサーバーもあります。
必要になるまでは、下位の安いプランにしておいて、使いたくなったらプランをアップグレードするとよいでしょう。
オススメのレンタルサーバー
こういったチェックポイントを知っても、数あるレンタルサーバーを比較するのは大変です。
使ってみないとわからない点もあることでしょう。
そこで、そんなあなたのために、これらのチェックポイントをクリアしたオススメのレンタルサーバーを選んでおきました。
ロリッポップ は安くてもひととおりの機能がそろっています。
エックスサーバー は高機能で、上級者にも使いやすいです。
この 2つから選んでおけば、まず間違いありません。
逆に、この 2つ以外を選ぶ場合は、それ相当の理由がある、よっぽどな場合に限られます。