オンラインストレージサービスが数ある中で、なぜ Dropbox が選ばれているのか。
今回は、そのポイントを解説します。
マルチプラットフォーム対応
Dropbox アプリは、Windows 版、Mac 版、iOS版、Android 版が揃っていて、さまざまなデバイス間で簡単にファイルの同期を取ることができます。
Windows や Mac には、LAN でファイル共有を行う機能がありますが、設定が難しく煩雑です。
ファイルをやり取りしたいだけなのに、多くの手順を踏んで設定を行ったり、トラブルシューティングが必要となります。
一方、Dropbox を使う場合は、Dropbox アプリをインストールすれば、自動で同期されます。
設定の簡単さや作業時間で比べれば、10倍以上の差があるでしょう。
変更履歴をさかのぼれる
Dropbox はファイルの変更履歴を保存しています。
誤ってファイルを削除してしまったり、ファイルの中身がおかしくなってしまっても、過去のある時点内容に戻すことが可能です。
バックアップの仕組みの作り方としてよくある間違いは、最新のファイルだけ同期する、というものです。
この場合、おかしなファイルもバックアップしてしまい、変更履歴もなく最新のものだけが保存されるので、元に戻せない、といった問題が起こります。
Dropbox を使っていれば、ファイルの変更履歴をさかのぼれるので、この問題を回避できます。
最新のものだけを保存するのと比べて、ファイルの変更履歴を保存するには、よりストレージ容量を使います。
うまく設計ができていないと実現が難しい機能ですが、 Dropbox はよくできています。
連携アプリが豊富
主に、スマホから使う場合の利点として、連携するアプリが多いことが挙げられます。
テキストを書いたり、写真や動画を編集するアプリで、メジャーなものにはたいてい Dropbox との連携機能が付いています。
例えば、スマホ内で作成したり編集したファイルを Dropbox にアップロードしたり、Dropbox に保存しているファイルをスマホから開いて編集できます。
この場合、Dropbox と直接やりとりできるので、ファイルの一元管理ができるます。
いったん PC にコピーしてアップロードするといった手間を省いたり、ファイルがあちこちにちらばることがありません。
終わりに
こういった理由から Dropbox はオススメのファイル管理・同期システムです。
Dropbox がオススメですが、どうしても Dropbox を使いたくない、という場合にも、今回紹介したポイントを参考に、他のサービスを検討してみるとよいでしょう。