誰もが、バックアップはしたほうがよい、と考えます。
しかし、行動しません。
別に、今やらなくても問題ないと、思っているからです。
そのままずるずるとバックアップ環境を整えることには手付かずで、結局データを失うことになります。
そんなことにならないように、バックアップ環境を整えるきっかけとなるよい機会を捉えましょう。
ここでは 3つのタイミングをご紹介します。
1. 最初
PC を新しく購入した時や、新しいサービスを使い始めた時は、バックアップ環境を整えるのにベストなタイミングです。
データの量も少なく、実際にバックアップしたり復元したりと、動作確認も簡単に行えます。
万が一、環境構築を間違えてデータを失ってしまっても、被害は少ないです。
最初に試しておくと、その後の運用を安心して行えます。
2. データを失った時
とはいえ、バックアップ環境の構築は面倒です。 「やらければ」と思いつつも、なかなか行動しないものです。
しかし、実際にデータを失う日は、ある日突然来ます。 しかも、忙しい時や大事な仕事をしているときに。
大事なプレゼンの前日にハードディスクがクラッシュしたり、数ヶ月かけて作ってきた卒論データを失ったりするのが、よく聞く「あるある」です。
データを失ってしまったことは残念ですが、2度とそういった損害を被らないための機会と捉えると良いかも知れません。
高い勉強代と思って、今後のためにバックアップ環境を整えるしかありません。
3. 誰かがデータを失った時
自分がデータを失うまでバックアップ環境を整えないのは、賢明とは言えません。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学びます。
誰かからデータを失った話を聞いた時にも、いい機会として、自分を振り返ってみましょう。
データを失うことは、現実に起こることをリアリティを持って想像すると、行動を始める手助けとなります。
まとめ
ここで挙げたタイミング以外では、バックアップという地味なタスクに目がいかないものです。
こういったタイミングを逃さずに良いきっかけと捉え、バックアップ環境を整えてしまいましょう。 一度行えば、あとは自動で安全・安心が手に入るのですから。
「後悔先に立たず」です。